2008年1月12日

面白い物語創作講座 どんでん返し編08 3匹のモンスター

●3匹のモンスター理論

ぴこ蔵「おぬしの物語で主人公の敵となるのは何であろうか?
    それは簡単に言えば「悪」の象徴なのじゃ。
    「悪」とは人間が戦って克服するべき対象である。
    また、人間にとって意義のある戦いとは「恐怖」への抵抗であり、
    「恐怖心」のない戦いは葛藤を生まず、ドラマとは言えぬ。
    したがって、ストーリーに登場する「悪」とは、
    主人公が戦うべき「恐怖のタイプ」と言っても過言ではないのじゃ。

    『ホラーの帝王』スティーヴン・キングは、
    著書「死の舞踏」の中で、
    古今東西の物語に繰り返し現れる根源的な恐怖のタイプを
    3種類に分類しこう定義づけておる。

     A 主人公の外部からやって来た存在
     B 主人公の内部に巣食う制御不能な存在
     C 主人公が行った悪事が生み出した存在

    そしてキングはこの3種類を
    有名な3匹のモンスターになぞらえたのじゃ。

     1 主人公の外部からやって来た存在
        →→→ドラキュラ
     2 主人公の内部に巣食う制御不能な存在
        →→→ジキルとハイド
     3 主人公が行った悪事が生み出した存在
        →→→フランケンシュタインの怪物

    しかし、日本人なら、この3匹を例えるなら
    こちらのほうがしっくりくる、というキャラがおるのじゃ。
    そうなのじゃ。藤子不二雄「怪物くん」のお供の3匹なのじゃ。
    映画「ヴァン・ヘルシング」でもお馴染みじゃな。

     1 主人公の外部からやって来た存在
        →→→ドラキュラ
     2 主人公の内部に巣食う制御不能な無意識の存在
        →→→狼男
     3 主人公が行った悪事が生み出した存在
        →→→フランケンシュタインの怪物

    抽象的になりがちな恐怖の概念じゃが、
    こうやってモンスターに例えておくと、
    すぐに思い出せて便利なのじゃ」


ブンコ「じゃあ、もう一度確認ね。

     ドラキュラ:
      主人公の意志とは全く関係なく世の中に存在している。
     狼男:
      主人公の中に潜んでいて、主人公のコントロールが効かない。
     フランケン:
      主人公が意識的に犯した悪事が原因で生まれてきた。」

ぴこ蔵「たった3種類じゃが、世界3大モンスターをなめてはいかん。
    全ての恐怖はこのどれかにあてはまるのじゃ!
    ではこの3つの悪をもう少し詳細に見ていこう」


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受賞・デビュー報告 in 2009

大前貴史さんの野球漫画「まっすぐ!」が
週刊ヤングジャンプ第89回MANGAグランプリ優秀賞受賞!
2009年3月5日号に特別読みきりで掲載!!
ご本人からのコメントをご紹介します。

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YJ本誌に載るという事で嬉しいやら恐ろしいやら不思議な感じです。
ぴこ蔵師匠には感謝感謝です。
約一年半前に出会い大きく流れを変えてもらったと思ってます!
短いコメントでは語りきれませんが
まだまだ目標の途中
これからも苦悩し血反吐はきながら
人を楽しませるための物作りが出来るようがんばります!(笑)

           大前貴史

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